1.”金を買う” にも、種類がいくつかあることが分かる
2.投資初心者におススメの金の買い方が分かる
3.連日高騰している金を、今買っていいのかどうかが分かる
金を買うメリットとデメリット
金の種類や買い方の説明の前に、軽くおさらいです。そもそも金買うことのメリットとデメリットについて把握したうえで、購入検討しましょう。
金を買うメリット
・投資商品の中では数少ない ”資源” が商品である
・資源であるゆえ、”有限” である
・不況や株価の乱高下の影響を受けにくい
・このまま消費が続くと、約20年後くらいに埋蔵する金がほぼ無くなり、流通に出回っている金を再利用、売買することになると言われている
→今の働き盛りの方が、老後の資金を捻出するのに非常にマッチしている
・産業用機械などにも金は使用され、年々消費は増えている
金を買うデメリット
・利息や配当などがないので、純粋な ”資源としての価値” の増減で、資産の増減が決まる
・短期~中期でお金を増やしたい人には向かない
・他の金融商品と比較して、手数料が高額
まとめ
以上より、私個人的には少なくとも10年以上のスパンで保有してメリットがある資産と思っています。なので、短期的にお金を増やしたい人は他の商品の方がいいです!
投資は分散が大事なので、手元資金の余剰分をこの金に割り当て、少しずつ増やしていこうという方に向いた商品になります。
私個人的には、約20年後、金が採掘し尽くされる頃に、価格が超高騰するとにらんでおり、すでに約7年程毎月積立していますし、今後も継続します!老後資金に充てるつもりです!!
金を買う 実は何種類かありますよ!
金を買うといっても、実際には大きく3種類の方法があります。
1.地金や金貨の購入
金そのものを実際に購入する。写真のようなゴールドーバーだったり、金貨と言われる、金で出来た貨幣の”現物”を購入するという方法。
2.金の積立をする
純金積立と言われる商品で、実際に手元に金が届くわけではなく、毎月口座から引き落とされ、 ”実質” 金を購入して積み立てていく
3.金のETFで投資をする
少し難しい表現ですが、 ”株を買うイメージで金を買う” という感じです。手元に金が届くわけではない、というところは、2.の積立と似たような形になりますが、ETFは基本毎月積み立てるというよりは、株と同じように自身の判断で、”今1g当たり〇〇円だから購入しよう” と、自分の意志判断で購入するタイミングや量を決める必要があります。
それぞれ、メリットデメリットがあるので、次の項目で解説します!!
種類別 金の買い方
種類別のメリットデメリットについて
地金 | 積立 | ETF | |
メリット | ・手元に現物がある安心感(預け先の倒産などのリスクなし) | ・毎月定額が引き落とされる為、確実に資産を増やせる
・ドルコスト平均法で、確実に積立できる ・投資初心者向け ・小額から始められる ・積立した金は、現金や現物、アクセサリーなど好きなものに変えられる(積立する業者さんにより異なる) |
・手数料が安い |
デメリット | ・盗難や紛失などの可能性
・ある程度のまとまった現金が必要 ・元本割れの可能性あり |
・手数料が高い
・ドルコスト平均法による積立なので、大きなリターンは得られない ・元本割れの可能性あり |
・ 買うタイミングや買う量は自己判断なので、投資中級~上級者向け
・元本割れの可能性あり |
種類別 金の買い方
地金 | 積立 | ETF | |
買う場所 | 主に店頭
・第一商品 など。信頼のおけるところで買いましょう |
主にインターネット上で口座開設し、毎月の積立額や引き落とし口座を登録し、積立を開始する。 | 主にインターネット上で口座開設をして取引開始する |
以上より、投資をこれから始める、という方には 【積立】が一番向いていると思います。ETFは買うタイミングを間違うと、大きなマイナスを抱えてしまう可能性がある為、ここからは、金の積立 に絞ってお話していきます。
投資初心者にお勧めの金の積立について 各社比較
田中貴金属 | 楽天証券 | SBI証券 | |
年会費 | ¥1,000(ただしnet純金積立の場合は無料) | 無料 | 無料 |
保管料 | 無料 |
無料 |
無料 |
売買単位 | ¥3,000円/月以上、¥1,000単位 |
¥1,000円/月以上、¥1,000単位 |
¥1,000円/月以上、¥1,000単位 |
手数料 | 積立額 3,000円~29,000円/月 2.5%(税込)
積立額 30,000円~49,000円/月 2.0%(税込) 積立額 50,000円以上/月 1.5%(税込) |
1.5%+消費税 |
2.2%(税込) |
積立した金の交換 | 現金/現物/商品 ※各種手数料必要 |
現金 |
現金/現物 |
積立金の支払い | 銀行引き落とし |
楽天証券への事前入金が必要(銀行引き落とし、カード決済不可) |
インターネットバンキングで、事前に自動引き落とし金額、口座を設定(大手銀行口座でも、ネットバンク開設していれば大丈夫です) |
金を買うタイミング
現在連日金が高騰しており、実際に買おうかどうしようか迷っていらっしゃる方も多いと思います。
もし、前項目でお話しした ”地金” もしくは ”ETF” を検討されているのであれば、今は少し様子を見た方がいいと思います。なぜなら、この2つは、仮に購入した後に価値が下がると、実質 ”資産がマイナス” になってしまうからです。
しかし、積立の場合であれば、始めるタイミングは?と聞かれたら ”始めたいと思った時にやるべき” と私は答えます。
なぜなら、積立で長期投資する場合、タイミングを見計らうよりも、少しでも早く始めた方がいいからです。
純金積立は、ドルコスト平均法という投資方法になるのですが、これが積もり積もると、資産が増えていき、売却時には利益を伴う取引が可能になる可能性が非常に高くなります。
まとめ
投資をこれから始められる方で、かつ金に興味がある方は、まずは
純金積立
から始めましょう!!
最後まで読んで頂きありがとうございました!